SKY BLUE

鋼の錬金術師

月刊少年ガンガン・荒川弘



■ 鋼の錬金術師 感想など(2010年11月)/感想トップへ戻る


2010年11月21日/鋼の錬金術師 27巻(完結)

鋼の錬金術師 27巻。今までの荒川さんの考えとかを聞いていると、ハッピーエンドというか希望のある終わり方になるんだろうなとは思っていたけど、想像以上にきちんと決着がついてくれて良かったです。理想的な少年漫画的展開かな。とりあえず今は胸がいっぱい。最後だからなのか何なのか、なぜか序盤からボロボロ涙が…。ずっと泣きながらで冷静に読めてないかもしれないです…。

マスタング大佐が自分の目の代わりにホークアイ中尉を連れて行くというのがすごく嬉しかったです。残れというのではなく一緒に戦おうとしているのが。互いに認め合っているからですよね。この二人の関係が本当に大好きだ。しかし、手合わせで錬金術が使えると、錬成陣を書かなくていいので、目が見えなくてもそれなりになんとかなるんですね。いや、指パッチンでもそう変わらないかな(笑)。失ったけど得たものもあるってことで。

エドの腕が戻った! あんなにあっさり戻るとは思わなかった。単純にそれだけで戻ってくるの? 通行料は別にいらないの?? いまだにその真理とか通行料とか仕組みがよくわかってないです、すみません…。考えれば考えるほどこんがらかるんだよ…。

エドの「立てよド三流」のくだりには胸が熱くなりました。ここでそれが出るとは思いもしなかったです。それだけで、これまでの出来事が一気に頭の中によみがえってきたような感覚に襲われましたよ。

グリードとリンのあたりも良かった。グリードが本当に欲しかったものに気づくあたり。そして最初で最後のウソと遅めの反抗期。最期までグリードはグリードだったのも良かったな。強欲だけど素直なだけにわかりやすいですよね。

アルもまるごと戻った! 代価って自分で決められたり、勝手に決められたりするものなの? 今までは勝手に持って行かれてたような気がするんだけど、今回は何を代価にするか尋ねてましたよね。で、どうしてそれが正解になるのかはよくわからないけれど、とりあえず錬金術と引き替えにあるを取り戻したってのはわかった。エドは二度と錬金術は使えないようになったと思っていいのかな。アルはまだ錬金術を使えるんですかね?

イシュヴァールを復興させようというあたりも嬉しかった。イシュヴァールをあれだけ焼き尽くしたマスタング大佐がイシュヴァール政策をやるというのは、イシュヴァール民の感情的にはどうかなと思う部分もあるけど、マスタング大佐ならきっとそこらへんも乗り越えてくれるだろうと信じています。スカーやマイルズもいますしね。文化の死は民族の死だという言葉が何気に重いですね。

シンの国の方もうまくおさまりましたね。けっこう大きなことを言ってますけど、これだけの経験をしたリンなら出来るだろうと思う。ていうか、リン、まだ15じゃなかったっけ? なんかすごいよなぁ。

ホーエンハイムは力尽きたというか寿命が尽きたというか、そんな感じかな。長い間しんどい思いをしてきたわけだけれども、最後にトリシャと出会えて、二人の息子が出来て、フラスコの中の小人と決着をつけて、息子と和解して未来を託して……充実した人生だったと自分で思えたことが何よりだったと思う。

エドとアルとウィンリィのおかえりなさいのコマがすごくいいなぁ。3人の笑顔と涙がほんといい。

ブラッドレイ夫人はどこまで知っているのだろう? 大総統が人造人間だったことは隠していくのかと思ってたんだけど、なんかすべて知ってそうな感じですよね。あの人造人間(セリム)も、事情を知った上で育てているようですし。意外と強い人だったんだなぁ。さすがあのキング・ブラッドレイが自ら選んだ女性だけのことはあります。しかし、あのセリムのおでこのマーク(?)が異様に気にかかる…。

「等価交換を否定する新しい法則」があたたかくていいなぁ。みんながそういうふうにやっていけたら、世界は確実に良くなると思うんですけどね。

エドとアルが別々に世界を見て回るってのが予想外だったけど、考えてみれば一緒に行くよりも良いかもしれないですね。それでこそ自立できるというものだ。お互いたくましくなって再会するってのいいなぁ。何気にアルとザンパノ、ジェルソのパーティが楽しそうで、旅の様子を見てみたくなっちゃいました。

エドとウィンリィの人生の等価交換(笑)のあたりは見ていてちょっと恥ずかしかったけど、二人らしくて何かいいなぁとあたたかい気持ちになりました。

最後の写真いろいろはじっくり見てしまいましたよ。わりと変わってない感じのものが多い中、目を引くのはエドとウィンリィの家族写真ですね。あれは二人の子供でいいんだよね? エドがちょっとたくましくなってる。アルとメイがけっこういい感じ?? どうなってるのか気になるなぁ。

「痛みを伴わない教訓には意義がない」以降の言葉は、そのまんまこの作品を表していますよね。本当にこういう物語だったよなぁ。

番外編も良かったです! 思い出にすがるように手元に置いておくのではなく、誰かの手足になって生き続けてくれれば嬉しいと、そういう考え方ができるのがいいなと思う。

で、ハガレン劇場版はどうなるんだ? えーと、正式名称は「鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星」ですね。ビジュアルを見てみると、エドの腕は機械鎧だし、アルは鎧だし、最終回の続きというわけではなさそう。調べようと思ったけどネットの調子が悪くてあまり見られなかったです…。ネットの調子がもう少し良くなったら公式サイトやらプロモーション動画やら見てみます。

あ、封印してあったアニメの方も見ないと。これをあの回数でやったんだよな? だいぶ端折られてるんじゃないかという気がしてきました。


2010年11月14日/ハガレン劇場版

ハガレン劇場版またやるんですね。どこかでちらっとそんな話を見たけど本当だったんだ。スタドラ後の CMでやっていたので…。最終回をまだ見てないので何とも言えないけど、何だかなぁと思ってしまったよ。最終回ネタバレになる可能性が高いので、今のところ劇場版情報は極力避ける方向でいきます。


2010年8月 ||| 感想トップ ||| 2011年4月









| SKYBLUE TOP | CG | 小説 | 漫画 | 日記 | 特集 | 自己紹介 | リンク | 掲示板 | メール | ハリー |
Yuiko Mizuhara (C)CELEST All rights reserved.