SKY BLUE

鋼の錬金術師

月刊少年ガンガン・荒川弘



■ 鋼の錬金術師 感想など(2009年8月)/感想トップへ戻る


2009年8月30日/鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST「愚者の前進」

まるでホーエンハイムがお父様と言わんばかりのカット割りですが…うん、まあそうでしょうね。確信的にやっているのはわかっています(笑)。

ノックスとマスタングの会話。原作のがすごく好きなんだけど、アニメだといつもかなり削られていてせつないなぁ。話に深みや説得力が出てくるところだけど、別になくてもいいやってことなんだろうな。

ハボックとマスタングのシーンは良かったと思いました。必要以上にお涙ちょうだい演出になっていなかったですし。もうちょっと間をとってくれるともっと良かったかな。

エドの派手なおびき出し作戦。ほとんど原作のままのギャグ絵ですね。漫画でやる分にはいいんだけど、アニメでそのままやられるとちょっとどうかなぁ…と思ってしまう。まあものすごく今さらですけどね…。

マスタング大佐の撹乱作戦。楽しそうにやってるシーンがすごく好きです。ホークアイ中尉にも半分くらいやらせればいいのに、全部自分でやっちゃってるもんな(笑)。鼻をつまんでてもあまり声は変わってないように思いましたが、マスタング大佐だとはばれないんですかね。まあ、普通は似ていてもまさかマスタング大佐とは思わないか。

戦いのシーンはけっこう見せ方とか頑張っていたように思います。スカーとエドもそうだけど、特にブラッドレイがあっというまにランファンに襲いかかったシーンは良かったなと。スピード感と迫力が出ていて、展開がわかっていたのに息を呑む感じでした。


2009年8月16日/鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST「墓前の父」

今回は主にホーエンハイムが引っかき回した話。うーん、相当ハイペースです。端折られまくりです。特にリゼンブールのあたりは、かなり大事なセリフやシーンも容赦なく削られていたような気がするんですが…。ありすぎて書ききれないくらい。残念ですなぁ。

ホーエンハイムは引っかき回すだけ引っかき回して去っていくな。アニメの削られ具合だとよけいにそれを顕著に感じます…。本当に何しに来たんだよ(笑)。まだ約束を果たしたわけでもないのに。ただ様子を見に来ただけ? そうならもうちょい早く来るとかできるだろう。まあ、時間の感覚が普通の人間と違うのかもしれませんが。

しかし、削られた部分が多いせいで、ホーエンハイムのすっとぼけた部分が出てなかったのが残念。ただの暗くてちょっと怖い人みたいに見えますね。噛み合ってない会話とか、冗談なのか本気なのかわからない言動とか、とぼけた受け答えとか、その辺がホーエンハイムらしい部分だと思うんだけど。

アルの体が戻せるという話、ちょっとよくわからなかったですね。うーん、通行料の話がなかったんだっけ? 「生者」と「死者」の話も。


2009年8月11日/鋼の錬金術師 23巻

鋼の錬金術師 23巻。いやはや、本当にすごいよ。期待を裏切らないどころか、それを超えるものを見せてくれるんですよね。終盤でも衰えることのないこのワクワク感! スカッとするような展開があったり、意外な展開に「そう来たか!」とニヤッとしたり、どうなることかとハラハラしたり、そうかと思えばちょっと切なかったり。アニメ(前シリーズ)で「そうじゃねぇだろ」「それってどうなの?」と思っていたことが、原作では見事に腑に落ちる答えを提示してくれたりもして。イシュヴァール戦もそうだし(この巻ではないけど)、等価交換についてもそうだし、賢者の石についてもね。

賢者の石と一緒に闘うという発想はなかったので、あのあたりの説得にはちょっとジンときてしまったよ。都合の良い解釈ともとれるけど、全員ではないにしても、世界を守るために闘いたいと思っている人もいるだろうしな。

アルの等価交換を無視した発言に拍手! そうでなくちゃね。縛られすぎててはいけないんだ。この世界の何もかもがその法則で説明できるわけではないし。大きな流れとしてはそうかもしれないけれど、局所的な選択においては必ずしも当てはまらないわけで。実現できるかわからないけれど、最初から選択肢を捨てるべきではないよな。

アームストロング姉弟コンビが嬉しかったです! オリヴィエは相変わらず素敵だったんですが、その姉上を守ってるアレックスも見直しました! って言い方も何ですが…(汗)。姉にはボロクソに言われてたのに、その姉を守ってるのが何か妙に嬉しくてね。そして、ふたりの連係プレーにもワクワクしました! 状況を無視した言い合いも好きですなぁ。

しかし、まさかスロウスが最速のホムンクルスなんて…! そりゃ名前が名前だけに怠けてるってのはわかるけどさ、何も最速でなくてもいいのに(笑)。しかも自分でもコントロールできないなんて、やっかいにもほどがあるっていうか…!

ヨキ! もうホントおいしいところだけかっさらっていくんだから!!! 泣きながら震えながらってのがヨキらしい。本当にもうおいしすぎるったらないよ。ずるいずるい(笑)。

キンブリーはプライドと一体になっちゃったけど、このあと出てくることはあるのかなぁ?

メイ・チャンが予想以上に頑張っていてビックリです。あのまま速攻でやられちゃうんじゃないかとヒヤヒヤしてたのに! 賢者の石を注入された人形やエンヴィーとも何とか渡り合ってるよ。そう力があるわけではないので、まともに戦ったら勝ち目はないかもしれませんが、身が軽いので避けるのは得意なんですね。

「手を貸した方がいいかね? 鋼の」って、本当にマスタング大佐はいやーな感じの余裕かまして登場してくれますね! ありがたくて嬉しいんだけど、嫌味の一つでもいいたくなりますな(笑)。

そして、ホークアイ中尉が泣いたことを蒸し返すとっても嫌な上司です(笑)。でも、ホークアイ中尉の返しが最高です! 「無能になるから!」ね!

しかし、錬金術の実力はやっぱりすごいんですねぇ。見開き下段ぶち抜きで焼き尽くしですよ。しかも涼しげ〜にやってのける!

帰らなかったメイ・チャンを叱るスカー。本気で心配しているんですね。このふたりの関係が不思議なんだよなぁ。特にスカーがメイ・チャンをどう思っているのかというのが。一緒にいて情が移った?? 妹みたいに思ってる?? もともとスカーは優しい人だろうしね。

ラジオ放送! こういう情報戦は大好きです! まさか夫人をこんなふうに利用して、大総統を排除しようとする一派がいるなんてでっち上げをするとは思わなかったけど! でも、いきなりホムンクルスがどうこう言っても、一般人には理解できないだろうし、この方が断然わかりやすいですよね。ラジオ局の人が協力的だったのも嬉しかったなぁ。マスメディアは権力に屈さず! 本当、そうであってほしいですよ。

マリア・ロスの演説も良かった。正義なんて本気で言ってたら嫌だったんですけど、あいまいでうわついた言葉とわかっていながら、あえてそれを利用しようってのがね。でも、これで食いついてくる人は多いのかな。私みたいにひねくれた人間だと、正義なんて言われるとかえって信用したくなくなるんだけど(笑)。

ブロッシュ軍曹、気づいたかな…? 合流しちゃったりする? って、あんまり役には立ちそうもないけど(酷)。でも、いつか二人を会わせてあげたい気持ちです。

マスタング大佐。エンヴィーと会ったらそうなるんじゃないかと思ってたけど、思ってた以上に迫力が凄かったです。これまでに見たことのない表情です。完全に悪人面…。しかし、エンヴィーが中尉に化けてマスタング大佐を油断させようとしてるのかと思ったら、まさか逆だったなんてなぁ。

「大佐はね、二人きりの時 私の事「リザ」って呼ぶのよ」――この言葉には面食らった。「え? そうだっけ? いやそんなことは…」とワタシ、狼狽えまくってたら、あっさり「ウソよ」って…! 素敵すぎるぜ、中尉…!! 撃ちまくるところもかっこいい!!

このままマスタング大佐が敵討ちを遂げる…ってことになるかと思ったら、そんな簡単な話じゃなかったんだ。そういう展開になるとは少し驚いた。憎しみを晴らす行為は良くないことだとはわかってたんだけど、エンヴィーはどのみち戦わなければいけない相手だったから、別にいいんじゃないかと思ってしまってました。でも、考えてみれば、マスタング大佐の気持ちには復讐しかない状態だもんな。一度その気持ちに身を委ねてしまっては、もう戻れないものなんだろうか? マスタング大佐なら気持ちに整理をつけて元に戻れたんじゃないかと思うのは甘いのかな。

エンヴィーは「ボロぞーきん」という言葉がお気に入りのようです…(笑)。

自分を銃殺に来た兵士たちも指揮してしまうオリヴィエ。やっぱり素敵すぎる…!

イズミ師匠きたッ! しかも、あえて「主婦だ」(作法だったんだ…)ではなく、「錬金術師だ!!!」と名乗ったのがいいね! 今まで主婦だと名乗り続けていただけに、これはズキュンと効きますよ。本気度がわかるというものです。くぅっ、次巻も楽しみだ!!


2009年8月9日/鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST「死なざる者の死」

今回はラストとの対決。公式メルマガによると超絶クオリティらしいです。作画、演出などなど全編においてもの凄いクオリティ…とまで。でも、うん、今回は本当に良かったと思います。自信を見せるだけのことはありました。

マスタング大佐。助けに来たのに怒られるなんてな(笑)。でも、ホークアイ中尉の言うことはもっともです。のこのこ現場に出てきちゃいけないよね。それはそれとして、ホークアイ中尉も感謝はしていますよね。助けに来てくれたおかげで助かったことは事実だし。そういうところで見殺しにせずに助けにきちゃうあたりが、マスタング大佐が慕われている理由のひとつだったりするんだろうな。

ラストのボインに笑った。ちょうどウロボロスの入れ墨のすぐ下だもんな。イイ感じに揺れてました。声もいいなぁ。ゾクゾクきます! マスタング大佐との戦いは迫力がありました。ええもうそりゃ怖いくらいに。原作以上の迫力で見せてくれました。ここまでやるとは思わなかったので感心してしまいましたよ。ああ、でももうラストはこれで最期なんですね。好きだったので寂しくなるなぁ。

ハボックは本当に不憫…。せっかくできた彼女がホムンクルスで、騙されて利用されていたなんて。そしてその彼女に殺されかけるんだもんなぁ。

アルは何気にかっこいい。あの落ち着きっぷりは年齢詐称してるんじゃないかと思うほど(笑)。

次回はホーエンハイム。楽しみだなぁ。


2009年8月2日/鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST「小さな人間の傲慢な掌」

今回はクセルクセスとバリーの肉体。

いきなりクセルクセスです。早すぎるんじゃないかい? 道程も省かれているし。ロス少尉の登場はもうちょっと引っ張った方が良かった気がするんだけど。先週焼かれて今週早々だしな。盛り上がりに欠けますよ。

それに好きなシーンが端折られまくっていたのが、仕方ないと思いつつも残念でならない。ブレダ少尉が銃を隠し持っていたところとか。

マスタング大佐の方も進行中。狙撃するホークアイ中尉は格好いいなぁ。もうちょっとちゃんと見せてくれると良かったんだけど。エリザベスの喋りも足りない気が…。

そんなこんなでいろいろ端折られているわりには、説明はわかりやすく追加されていたりするんですね。やっぱり新シリーズは子供向けを意識しているんだろうか。

イシュヴァール人が登場。ロックベル夫妻の話が出ましたよ。つらい話ですね。でも、ここでイシュヴァール人を憎んではいけないよな。ロックベル夫妻が命を懸けて行ったことが台無しになってしまいますよ。まあ、エドならそんなことにはならないと思うけど。

今回は演出がどうもいろいろ気に入らないんだ。今までが良かったかというとそういうわけでもないんですが。今回は特に気になってしまいました。そうじゃなくて…と言いたくなってしまう。セリフの言い方とか、BGMの使い方とか、見せ方とかその他諸々。


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