フルーツバスケット

花とゆめCOMICS・高屋奈月

イラスト

いつか笑顔の見える青空

いつか笑顔の見える青空(2004.10.1)

透、夾、由希です。初めて描きました。似てなくてすみません…。少女漫画は自分の絵柄と程遠いので苦労しました。線はいつもより細めに薄めにしてみました。あとカゲが濃くなりすぎないように気をつけました。

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フルーツバスケット 感想

23巻

フルーツバスケット 23巻を読みました。最終巻です。とりあえず、うん、良かった。素敵なお話をありがとうございましたといいたいです!

依鈴はまだ苦しんでいるようですが、心配はしていないです。支えてくれる人はいますし。許せるようになるかはわからないけれど、前を向いて生きられるようにはなると思う。

時間が必要というのは本当にそのとおりですね。ここですぐにみんなが慊人を許していたら、ちょっと出来過ぎだなぁと思っていたところです。簡単に結論を出さず、慊人が時間をかけて溶かしていこうと、草摩の中で生きていこうという決意をしていたのが良かったです。

今日子さんの交通事故の「許さないから」の真相は、なくてもよかったように思いました。ここくらいは謎のままにしておいても良かったかなと。今日子さんがそんな人ではないということは多分みんなわかってましたし、透が譲らなかったことで確信を持てましたし。まあ、すっきりはしたんですけどね。

由季の透への言葉は良かった。やっぱり面と向かって言うってのはいいですね。泣けたよ、本当に。

その他、いろいろ楽しいシーンも良いシーンもたくさんあって、良かった。あいかわらずな綾女とか、意地悪な由希とか、律儀に南から順繰りにのはとりとか、やっぱりさすが! の花ちゃんとか、やっぱり肉か! の小牧とか、いろいろねっ!

22巻

フルーツバスケット 22巻。ハッピーエンドへ向かっているようですね。一時は嫌な終わり方をしたらどうしようと不安だったりもしたのですが、どうやら理想の形で終わりそうです。

夾と透。ここがいちばん難しそうなところでした。でも、互いの気持ちは離れてないことはわかっていたので、時間の問題だろうなと。あとは、夾がどれだけ男を見せてくれるかと(笑)。いやー、バカでしたからね! みんなにも総攻撃されてましたからね! でも、逃げていたことにきっちり向き合い、透もきっちりつかまえました(まさに文字通り)。呪いも解けて、これでふたりを阻むものは何もなくなりましたね、今のところ(オイ)。手首の数珠を引きちぎるところが良かったなぁ。

紅野とありさ。穏やかで良かったです。慊人と紅野のことを知って、ありさが泣いたところが良かった。泣きながら慊人を抱きしめるところ。紅野の「俺がいなくなること」も好きです。わかっていたのですねぇ。慊人にそれが必要だということ。今がそのときだと。そのあと田舎に就職したありさは、紅野と一緒に住んでるの? それとも近くにいるだけ? どちらでも大差ない気がします。

花ちゃんと師匠はこれから? でもすっかりちゃっかり親しくなっちゃってますけど! 花ちゃんはあっさり慊人を女と見抜くなんて鋭いですね。電波は伊達じゃない。妙に慊人にフレンドリーなところが最高です。慊人を「あーちゃん」なんて呼べるのは君だけだ(笑)。でも、こういうところから少しずつ融けていくんだと思う。肩ひじ張って頑なに生きてきた人ほど、実はこういうアプローチに弱かったり。

由希と真知。幸か不幸か言わなければいけなかったことを言わずにすみました。絶妙なタイミング。まあ良かったと思うことにしよう。

慊人と紫呉はどうなるのか。なんせ紫呉ですからね。一筋縄ではいかないだろう。あの「お別れ」はちょっとした苛め、ってことも考えられる。神様としての慊人にお別れして、ただの慊人ともういちど出会いたいという思いがあったりとか。うーん、どうかなぁ。

みんなの呪いが解けて慊人はひとりになってしまったけど、それは十二支以外のたくさんの人との絆の始まりです。今度の絆は与えられたものではなく、自分で作っていくもの。最初は難しいかもしれないけれど、今の慊人になら出来るのではないかという気がします。すでに透とは絆が出来かかっているようですし。花ちゃんにも頑張ってもらいたいですね!(笑)。

ところで、紅野とかのあたりでは呪いは自然に解けていたようですが、今回の夾や由希のときはまるで慊人が解放しているように見えたのですが…? 少し謎です。

次が最終巻。3月予定って早いな! 嬉しいです、楽しみです!

21巻

フルーツバスケット 21巻。だいぶまとまってきましたね。あと 3巻くらいで終わり? いちばんの難関と思われた慊人が透に心を開いてくれたようなので、山は越えましたかね。上手くいきすぎな気もしないでもないですが。夾はともかく、慊人はもっと根が深いかと思っていましたので。私だったら、あのくらいではまだ信じられないだろうなと。いや、自分基準で考えるのものではないですね。慊人は私よりも素直だったんだ、きっと(笑)。これから慊人とレンさんの対峙があるのかな。

意外と夾の方がこじれてました。あのバカっぷりがすごい痛かったです。私もバカだから、なんかね…。でも、あれだけはっきり言ってくれる人たちがいてくれて、見守ってくれる人たちがいて、夾は幸せだと思う。どうでもいいと思われていたら、黙って離れていかれるのですよね。

紅葉は本当に素敵です。前からいい子だと思っていましたが、それに頼もしさがプラスされてきてます。カッコイイ。紅葉は慊人の良き相談相手になれるかもしれません。対等な立場でね。他のみんなも呪いが解けて、慊人と新しい関係が築いていけたら良いですね。そうなることを願っています。

変わることは怖いかもしれないけれど、それを受け入れることができなければ、幸せにはなれないですね。

20巻

フルーツバスケット 20巻。なんかつらい…。すごい泣けるとか心に刺さるとかではなく、だいたい予想の範囲内でもやもやした状態。

慊人は見れば見るほど可哀想です。それしか言いようがない。慊人が知っている世界はあれがすべてで、まわりから歪んだことを吹き込まれても、それを間違いだと知る術もなく、ただその狭い世界を守ることしか出来なかった。人というのはたくさんの温かいものや冷たいもの、きれいなものや汚いものに触れて、その中で成長していくものだと思うのですよ。そういう機会を与えられなかった子は成長のしようもないのではないかと。

慊人は今にも折れそうになっているのですが、これからどうなるのだろう。ここがいちばん心配です。単純に気持ちの切り替えだけでは何ともならないでしょうし。本当になんとか慊人が救われてくれないと、他がどんなにハッピーでもハッピーエンドにはならないなぁ。

夾。今日子さんを死なせたわけではない。助けられなかっただけですよ。それは仕方ないと思うのですが。助けないことを決断したわけではなく、ほんのちょっと躊躇っただけですよね。きっと一瞬だっただろうし。そのことをずっと背負って、自分を責めていたというだけで十分だと思う。夾がそんなふうに思ってしまう気持ちもわからなくはないけれど。

この巻では、燈路と紅葉が呪いから解放されたところがいちばん好きです。五月さんのあたたかい言葉が特に良かった。紅葉は達観してますね。強く生きていけるんだろうなと思います。やっぱり透のことが好きなんだ。でも、それが報われなくても、紅葉ならきっと大丈夫だろうなと。

19巻

フルーツバスケット 19巻。透が父親の話題をほとんど出さないわけがわかりました。最初の方は父親との間に何かあったのかとか、何か嫌な場面を見てしまったのかとか、そんなふうに考えていました。でも、今日子さんの過去話ででてきた勝也は、全然ひどい人でもなかったし、透のことを大事にしていたみたいだし、不思議でしたよ。「連れていなかなで」がすべてだったってことか。子供だったから、他にすがるものがなかったから、そう思うしかなかったのですよね。悲しいくらいに必死だったのでしょうね。

子供は大人が思うほどわかってなくないですよね。私も大人たちの勝手な会話を、聞こえないふりをしたり、わからないふりをしたりしたこともあったなぁ、なんてことを思い出しました。そういう経験をしている人は案外多いのではないかと思うのですが。

夾と透のあの空気は確かにキツイ(笑)。逃げ出したくなる由希の気持ちもよくわかる。でも、逃げ出してくれたおかげで良いシーンが見られました。「ただの買い出し」では不満なのですね(笑)。そんな夾が可愛いと思ってしまいました。

綾女はあいかわらずパワフルに突っ走ってくれます。高校のときの話はすごかった。まったく悪気がないのが何よりもすごい。でも、本当に素であんなのだったんだろうなぁと妙に納得です。

紅葉。お、大きくなった! かっこよくなった! 本当に驚きました。成長が早すぎだよ…。成長期っておそろしい。夾への宣戦布告はただのおせっかいでしょうか。半分くらいは本心なのかもと思ってしまったのですが。

真知。少しづつですけど、素直になってきています。モゲ太をもらって嬉しいと思っている真知がとても可愛い。「欲しい物」を聞かれて「肥料」と答える天然な由希も素敵。察しろよ!(笑)。せめてもうちょっと説明してあげてくださいって。肥料を欲しい理由。そうすれば、そこからまた少し会話が続くだろうに。なんてもどかしく思うけど、そんなところがなんだか微笑ましいです。

翔の彼女が登場ですね。小牧さん。なんか、少し透と雰囲気が似ているような。天然なところも。優しそうな良い人です。

ノリツッコミをする由希を見て、成長したなぁと思ってしまいました。

誰も傷つけずに生きてきた人なんていないし、傷ついたことのない人もいないはず。そういうことを繰り返して、少しづつ成長していくものなのですよね。誰も傷つけたことがないなんて言う人の方が信じることができません。きっと綾女と同様、ただ気がついていないだけということだろうし。人の痛みがわからない人なのだろうなと。

誰かに傷つけられて、誰かを傷つけて、自分のことが嫌になったりしても、いつまでもそのままではなくて、新しい何かを見つけて歩き始めていくものなのですよね。そういうふうにみんなが動いていっているのがわかって嬉しいです。あとは紫呉と慊人がどうにか歩き出してくれれば…。

18巻

フルーツバスケット 18巻。今回もいいお話がたくさんでした。ストーリーもしっかり進んでいますよ。もう終盤に差しかかっているのだろうか。それともまだまだなのかな。高校卒業までになんらかの結論が出なければならない気がするのですが。続きが気になって仕方ないです。でも、読みたいけれど読むのが怖いような、そんな感じです。読みますけども。新刊発売のたびに、ものすごく緊張するのですよ…。

なんだかんだで楽しそうな生徒会です。公は本当にイイ性格してます。でも、面白がってオーバーにキャラを演じているだけかもしれませんが。本気でアレだったらすごい(笑)。それでもいいですけども。

真知の部屋を笑うに笑えないかもしれない私です(汗)。ゴミは捨ててますけど…。でも粗大ゴミ(机とか扇風機とか布団とか)は捨てられずに放置してあったり…。

未成年の子供にとって親は絶対的な存在。その親に否定されたら、子供はすべてから否定されたような気持ちになるわけで。でも、本当は親がすべてなんかではない。だから、絶望なんてしなくていい。そんな簡単なことにも気づけないほど、子供の世界は狭いものなのですよね。

由希は本当に成長しました。透にもらった優しさやあたたかい気持ちを、今度は少しづつ他の誰か必要としている人に与えていけたら良いですね。由希は意識しているのか無意識かわからないけれど、真知にいちばん必要なものを与えています。そのままの彼女を受け入れてあげること、彼女の存在を認めてあげること。由希もかつてはそうだったから、実感としてわかるのでしょうか。

素子先輩。良かったなぁ。このシーン、何度読んでも泣いてしまう。本当に由希のことが好きだったんだとわかりました。過ごした日々を幸せだと思い、素直に感謝してその気持ちを伝えるって、素敵なことだなぁ。伝えられた方もきっと嬉しいだろうし。

直人の好きな人って素子先輩だったり…なんて思ったら本当にそうだったのか。

燈路はお兄さんになりました。年の離れた妹かぁ。いいなぁ(何が?)。すっごいかわいがりそう。というか、燈路と杞紗の成長っぷりに心底驚きました。前に出てきたのっていつだっけ。そんな少しの間にこれだけ成長するのか! 燈路はかっこよくなってきたし、杞紗はえらく美人さんになってきました。今後が楽しみです。

リンはどうなることかと思ったけれど、とりあえず帰ってきてくれて良かった。春はそんなに自分を責めなくてもいい。それだけ考えたら十分です。人間なんだから欲があるのは当然。なければ聖人ですよ。春は欲に負けたわけではないと思う。きちんと守ろうとしていましたし、リンだって春のおかげで幸せな気持ちを知ったのですから。

髪の短い依鈴も良いです。前より大人っぽく見えます。

透の気持ちはもう抑えられなくなってきていますね。さすがに自分でも気がついたかな。やっぱり「よりによって」ですよね…。ストーリーを作るほうから考える(のは好きではないけど…)と、だから由希ではなく夾だったのかと今さらながら納得(遅)。次巻は透と夾がメインかな。うわー、怖いよ、どうなるんだろうっ。

17巻

フルーツバスケット 17巻。慊人が女を毛嫌いにしているのは、母親と何かあったからだと思っていました。それは予想どおりでした。楝の女の部分を激しく恨んでいる。ですが、それ以外にも理由はあったのですね。当たり前のように女の子として生きているのを見ると、激しく憎悪してしまうのでしょう。自分には叶わなかったことだから。

慊人がねじれていったわけは、思春期に入って自分が女だということをより強く感じるようになったから、そして紫呉と楝のことを知ったから…でしょうか。

慊人自身が誰よりも呪いに縛られているように思えました。それにすがるしかなかないという状態に追いやられたのが悲しいです。自分でもそれが本物の愛情ではないことは痛いくらいにわかっているでしょう。でも、それを認めるわけにはいかない。だからこそねじれてしまったのではないかと。母親はあんなのですが、父親(晶?)はどうだったのでしょうか。

紅野は呪いが解けていたのか。少し希望が見えてきたか? と思ったのですが、もしかしたらそれは希望ではなく絶望なのかも。呪いは神(慊人)を受け入れたときに解けるものなのではないかと。受け入れてくれれば「呪い(=絆)」で縛らなくても離れることはない。だから必要がなくなる、と。なので、慊人から逃れたがっているうちは、呪いが解けることはないのではないか…。うーん、どうでしょう。

紅野は優しすぎるのだと思う。その優しさは正しい優しさかどうかはわからないけれど。紫呉の言うように、慊人のためには突き放した方がよかったのかもしれない。自分を気持ちを犠牲にして、同情で側にいることでは、自分も相手もどちらも幸せにはなれない。紅野にも、慊人にも、幸せになってほしいです。

うおちゃんと花ちゃん、良かったです。やっぱり親友ですね。花ちゃんの「身柄は預かった」電話は最高。そして、うおちゃんのまっすぐな気持ちも最高。

いちばんわからないのは紫呉。好きだからグチャグチャに踏み潰したくなるって…。自分だけのものにならないから? 紫呉は紫呉でねじれてる。

というか、ひょっとしたら、みんなが素直になれば、みんなが幸せになれるのでは…。なんだか、ねじれにねじれが絡まって、わけわかんない状態になっていっているような。それを少しずつ解きほぐしているのが透なのかな。

紫呉は透を利用しているといっていましたが、それって慊人をひとりじめするために、他の人の呪いを透に解いてもらおうということなのでしょうか。うーん、それでは単純すぎますね。実は十二支の「絆」が慊人を生かしていて、全員の呪いが解けると慊人は死んでしまうとか。慊人が病弱なのは紅野の呪いが解けたせいというわけで。で、紫呉は最後のひとりになって、文字どおり慊人の命綱に…。いやいや、まさか。そんな救われないのは嫌ですし。いろいろ考え出すときりがなくなってきます。

16巻

フルーツバスケット 16巻。帰りの電車の中で読み始めてしまい、読みながらボロボロに泣いてました…恥ずかしい…。フルバはやばいと思いつつ、ついつい気になってしまって。

今日子さんの話は良かった。思うこと、言いたいこと、たくさんあるけれど、自分のことまでぶっちゃけてしまいそうなので抑えておきます。いつも書きすぎていたような気がするので(汗)。こんなにも自分の痛みを思い出させられるマンガは初めてかも。フルバではみんな、誰かと出会い、乗り越えて、変わっていっていますよね。その点で読んでいて救わます。そしてうらやましく思います。

今回の話を読んで、うおちゃんと今日子さんの話を読むと、さらに深みが増しますね。やっぱりいいです、今日子さん。

勝也はかなりツボでした。人当たりはいいのに、実はひねくれ系・食えない系(笑)。

結婚式(披露宴)を嫌がる女性って、そんなにめずらしいですかね。まあ少数派だとは思いますけど。私も絶対に嫌だと思ってますし、その話に同意してくれた友達もいましたよ。私の場合はそもそも式に呼ぶ人がいないのですが。いや、そのまえに結婚する気もさらさらないのですが(笑)。

夾と今日子さんの間に何があったのか、気になって仕方ないです。今日子さんの死に、夾が関わっていそうですね。確実に。草摩家の仕業か、夾を助けようとして身代わりになったのかのどちらかかなぁ。うーん。今日子さんは本当に夾のことを「許さない」などと思っていた(もしくは言った)のでしょうか。夾の思い込みであってほしい…。

由希はだいぶ変わりましたね。透の存在もあったし、彼自身の成長もあったでしょうが、やはり翔の存在が大きかったのかも。すっかりいい友達という感じですね。翔の「天然バカ」発言には同意しますよ(笑)。シラフであんなセリフは普通いえないだろう…。真知もこれから少しづつ変わっていけるのではないかなと。由希と翔の存在で。そうなってほしい。

誰かに救われ、そして誰かを救う。そういういい連鎖が続いていけば良いなと思う。

予告。あの DVDが? どういうことだ? 草摩家を揺るがすって…。紅野はひとりで見たのか、それとも慊人に見つかってしまったのか。しかしどこがどう…。気になって気になって仕方ないです。うーー。

(2005/01/22 追記)

他の方の感想とか見てみると、「置いてかないで」で泣いたという方が多いのですね。人によって泣きどころ、笑いどころというのは、やはり違うものなのだと思いました。

私はそこというよりも、荒れている今日子さんのシーンと、その今日子さんが勝也が出会ったシーン、あとは子供ができて怯えてるシーンです。あと、「そこまでしてくれなくていいよ…っ」のあたり。あと、泣いたというわけではないですが、「あんなちっぽけな学校が世界のすべてと思っているなら…」のところには、すごく同意しました。子供のときは学校と家だけが世界のすべてなのですよね。自分にとっては。私もそうでした。

15巻

由希の過去話は泣きました。由希も夾も…。夾は由希にひどいことを言いましたけれど、それも責められないです。幼い夾はそう思うことでしか自分を保てなかったのでしょうし。由希は逆に抱え込むタイプですよね。

嫌われものだとか存在する価値がないとか、慊人は何度も何度も由希に言ってきたのでしょう。毎日毎日繰り返し言わると、自分でもそう思うようになってくるのですよ。私も昔を思い出してしまいました。両親から同じことを言われ続けてきたのです。さらにそのうえ殴られ蹴られでしたなぁ。

そう。ただ話を聞いてほしかっただけなんですよね。何かをしてほしいわけではなくて、ただ受け止めてほしかった。私もそれを望んでいた。でも拒絶されてしまったんですけどね。何度かそういうことがあって、もうあきらめましたけど。由希にはそういう人が現れてくれてよかった。そういう人と出会えたのと出会えなかったのでは、これからの人生がずいぶん違ってくると思います。

透に母親を求めていた…というのは、やっぱりよくわからない。いや、言っていることは理解できるのですけど。母親のような無償の愛情を感じたというのはよくわかる。でもだからといって、そう簡単に「異性として」ではなく「母親として」となってしまうものなのでしょうか。そんな線引きって簡単に出来るものなのでしょうか。翔の言うように理屈をこねているようにしか思えない。そもそも「○○として」というのがイマイチわからないのですよね。「好き」という気持ちにそんないろいろ種類があるものなのか。単に私が知らないだけ?

存在する価値とか、生きてる証とか、求め始めるとつらいです。見つかればいいのですけどね。もがいて苦しんで、最後にはきちんと見つけられるのが理想です。でも私はあきらめてから楽になりました(オイ)。「我思う、ゆえに我あり」くらいのシンプル思考でいこうと。あんまり誉められたことではないけれど、これもひとつの解決策かなと。ひたすら追い求めて潰れるよりは良かったと思っています。

翔は由希にとって大きい存在になってきていますね。翔にだけは感情をむき出しにしますし、誰にも言わなかったことを話したりもしています。翔がそういう雰囲気を持っているからなのでしょうね。人の心を自然と引き出すというか。ふざけているようで、真面目な話は笑わず受け止めてくれますし。いい親友になれそうな気がします。

慊人の父親はずいぶん前に亡くなっていたのですね。そんなに年でもなかった(推測)だろうし、原因はなんだったのでしょう。あと気になるのは慊人が捩じれた理由。やっぱり母親のことなんでしょうかね。あれだけ女を憎んでいるということは、母親と、もしくは母親に、何かあったとしか思えません。

「シンデレラっぽいもの」。面白かったです! どこまでがセリフで、どこがアドリブなんだか(笑)。衣装はさすがです。高校生の文化祭とは思えない。さすが綾女です。

マイペース焼肉好きブラックシンデレラ、最高です。まんま花ちゃんではないですか。本当にどこがセリフでどこがアドリブなのかぜひ知りたいところです。夾と魚ちゃんの掛け合いも笑えた。あれはアドリブだろうなぁ(汗)。継姉(透)の誘いを断って、素で落ち込む夾がかわいかった。あからさますぎ(笑)。

あと夾が師匠に「結婚しないでくれ…っ」と頼むところ。必死なところがかわいい! 師匠が頭をなでなでするものわかる。夾も嬉しそう(笑)。まあ必死になるのもわからないではないです。花ちゃん(同級生)が母親なんてちょっとね。でもかっとばしすぎですよ。まだ全然そんな話なんて出てもいないのに。

真知は由希の内面をきちんと見てくれる人ですね。今のところ、誰よりも由希の内面の奥深いところを見ていると思う。今後、彼女とも何かありそうですね。

夾は透の気持ちに気がついた? でもそれに蓋をしようとしているのでしょうか。蓋というか認めない信じないということかな。自分では透を幸せにできないと思っているのでしょうか。草摩に帰らないといけないことになっているのでしたよね…。だからかな。夾が透を避けるようなことにならなければいいのですが…。

次は今日子さんと勝也との出会いのお話ですね。楽しみー! 勝也って、夾にそっくりだと思ったのは私だけでしょうか…。たんなる偶然? それとも夾の血縁だったり…? いろいろ想像してしまいます。

14巻

もうなんていったらいいんだろう。カレカノのときもそうでしたが、こういう話を読むと平静ではいられません。もうぐっちゃぐちゃ。依鈴は負の部分を背負っている感じはすごくしてましたが、ここまでだとは思ってなかったです。春との話も、なんか、悲しすぎます。でも、春がいてくれただけ、少しは幸せだったのではないかと。いや、でも、それさえも…。もう何も言葉が出てきません、今は。うーん、落ち着いたら何か書くかも。

ちょっと落ち着いたので追加。

「親に愛される事は間違ってるみたいだ」とヒロに言われていたけれど、リンがそういう言い方をしてしまうのはすごくわかる気がする。間違ってると言いたいのではなく、そういう世界を突き放したくなるのではないかと。自分が求めていたけれど、手に入らなかったもの。まぶしくて、うやらましくて、でもそれを素直に認められなくて、気持ち悪くて、拒絶したくなる。

親に「いらない」なんて言われて、ボロボロに扱われて、逃げ場もなくて、子供はどうすればいいんだろう。大人であれば、自分の力で逃げることもできるけど、子供にとっては家がすべて。逃げようもない。ただひたすら黙って殴られて、嵐が去るのを待つしかない。抵抗なんてできやしない。つらいよ。私もそうだったから。

でもリンには理解してくれる人がいただけ、少しは幸せだったのかも。私なんかは毎日死ぬことばかり考えていたけど、どうせ命を投げ捨てるのならリンのように大切な人の幸せために使った方が幸せだ。とはいえ、悲しすぎるけれど。すがるだけじゃなく、本当に相手のことを考えての行動。痛々しいほどの自己犠牲。でも春が望んでいるのはやっぱりリンと幸せになることだと思うのですよ。

何を考えているのかわからない紫呉ですが、ときどきいいことを言いますね。「もっと 素直に甘えればいいのに……。大切なのはその後だよ。いつまでも甘えたままでいるのか、それとも……」親に素直に甘えられなかったリンは、甘え方がわからなかったんだと思う。甘えるのが怖かったというのもあると思う。でも、透にすがって泣いたリンを見て、ほっとしました。透はやっぱりすごい。ただの偽善者だったら、リンが心を開くはずないですもの。「出しゃばります!」とはっきり言い切った透。昔の透だったら考えられなかったけれど、そういう自分の意思を持ってきたというのも応援したいと思う。

透の閉じられた扉の方も気になりますね。リンは自分と同じ何かを感じとったのでしょうか。壊れる前に、透の扉を開ける人間が現れてくれることを願います。でも、なんかすごいことになりそうで怖いのですけど。

翔と真知にもいろいろ背負うものがあるのですね。兄妹っぽいなとなんとなく思っていたけれど、本当に兄妹だったとは。真知の今後も気になるところ。話をじっくり聞いてあげる人が必要かな。

邪悪シンデレラは楽しみですね! 果たして夾に演技ができるのか?! 花ちゃんはセリフを勝手に創作したりしないのか?!(笑)。透のいじわるな継姉も楽しみです。南さんたちも浅はかですねぇ。いくら役の上でいじわるやったって、それで由希が失望するとも思えませんが。しかも、自分は継母だし(笑)。

透にお母さんを求めていた。リンも由希も…ってことですか。幼い子供の頃、いちばん必要だったのに、極端に足りなかったから、理想の母親像に近い透にそれを求めてしまっているのですね。でもふたりともそれだけではないように思うのです。うーん、どうだろう。夾は違う感じですね。母親というより、大切な女の子として見ているように思います。

13巻

由希の三者面談がつらかったです。どうなることかと思いました。でも綾女が来てくれて救われました。はちゃめちゃですけど(笑)。はとりに報告しようとするところが良いですね。少しでも、由希に自分の気持ちが伝わってくれて、心底嬉しかったんでしょう。由希も綾女の気持ちが嬉しかったのでしょう。苦手なはずなのに、きちんと口に出してお礼を言ったりしていましたし。はっきりと自分の考えを母親に告げたり、由希は変わろうと頑張っているんですね。頑張れ、由希!

「産まなければよかった」なんて言葉、何度きいても馴れることはないです。

真鍋と由希の喧嘩も、はらはらしたけれど、なんか良かった。ああいうふうに感情をぶつけあえる人って、由希にはあまりいなかったですよね。こういうふうに、少しずつぶつかりながらわかりあえていければ良いなと思う。真鍋といると、由希も少しずつ変わっているような気がします。「絶交」とか(笑)。

紅葉の話は泣けました。モモも紅葉も、お互い一緒にいたいと思っているのに、それが叶わないなんてせつない。いつか兄として、妹として、会えるときがくるといいなぁ。寂しそうに笑ったところ、本当に嬉しそうに笑ったところ。紅葉は本当に妹や家族を大切に思っているのですね。余談ですが、モモちゃんは本当にかわいい。

透が確実に夾に傾いているように感じます。今までとは違う、理由の説明できない感情。透自身、まだわかっていないようですが。夾は夾で、自分の気持ちを犠牲にしてでも透には幸せになってもらおうと思っているのでしょう。気付いていないんですよね。ああもう。まあ仕方ないですけど。でも由希は透の気持ちに気がついてしまった…のでしょうか。問題は透が自分の気持ちを理解してしまったときですね。悩むのが目に見えているから…。由希のこととか、いろいろ気にしそうで。

透だけに優しいのですよね、夾は。誰にでも優しくする人より、私はそういう人が好きだ。告白されていたときのあのそっけない態度、ワタシ的には良かったと思う。ていうか、あの女の子みたいなタイプは私も好きではない。確かにうざいと思った。「俺はモテたいなんざ思ったコトもねぇよ!!」という、そういうところが好きです。

真鍋翔。いろいろ意味ありげなことを言っていますが、透や夾と何があったのでしょうか。はなちゃんもなんか言ってましたし。気になります。

12巻

生徒会はなかなか楽しそうですね。でも濃い感じ。真面目な由希は疲れてしまいそうですね。果たして彼らをまとめていけるのでしょうか。でもなんだかんだいって、副会長は協力してくれそうな気がします。しかし…「ゆんゆん」ですか(笑)。

アキトと草摩(十二支)との関係が、まだいまいちピンときません。血の絆ですか。やはり本人たちにしかわからない世界なのでしょうか。でももし「血の絆」だとすると、やはりそれを壊せるのは外部の人間である透なのでしょうか。紫呉の企んでいることってそういうことなのでしょうか。謎はまだまだ解けませんね。

楽羅の話は本当に切なかったです。つじつま合わせでも、小さいときの楽羅がそう思ったとしても、それは仕方なかったのではないかと思います。それだけ楽羅もつらい思いをしてきたのでしょうし。私もその立場で夾に会っていたら、もしかしたら同じことを思ったかもしれません…。楽羅はそれに気がついて向き合って、一歩前に踏み出せたのでしょう。

そのときの夾の優しさがとても良かったです。変に嘘をついていなくて、正直に気持ちを伝えて、でも黙って楽羅の気持ちを受け止める…。なんだか夾が大きく見えました。

リンもまた痛々しいです。本当は優しい子なのに、それを乱暴な言葉でカムフラージュしているように見えます。自分を犠牲にしてでも何かを守ってきた、そんな感じでしょうか。今も何かを守っているのでしょうか。春…? 彼女も過去に何かあるようですね。

それどころか、透も過去に何かありそうな感じです。単に両親を亡くしたというだけではない何かが。謎は深まるばかりですね。

紫呉が透の親代わりに来たあたりは笑えました。繭との掛け合いは最高ですね。ダイヤモンドダストですもの(笑)。はとりの「燃やして捨てろ」にも笑いました。それにしてもあのスーツ、30万ですか…。よりによってそんないいスーツをなぜ紫呉に貸してしまったのでしょう? いいスーツしか持っていないのでしょうか。

あと「違うんです…っっ」の透と、それを見た夾の反応が良かったですね! 透くんは本当に可愛かったです。

11巻

核心にせまっているようで、まだ謎だらけ。夾の「打倒由希」にもそんな深刻なわけがあったのですか。アキトや紫呉が透を利用しようとしている? って、どう利用するのだろう。草摩の人たちがどうしてアキトに逆らえないのか、深い理由がありそう。神とかそういう抽象的なことじゃなくて。呪いってのもなんだろうな。あと気になったのは、夾って昔……会ってるの? ええっ?

11巻で嬉しかったのは、夾が明らかに透に優しくなっているところですかね。はっきり自分の気持ちを自覚しているしね。手つないでるよ〜! あと砂のお城を作っているところが好き。

アキトの前に立ちはだかる紅葉がかっこよかった。本当に素直でまっすぐな子ですね。ある意味いちばん男らしい。

何度も読み返す。紫呉は透をどう利用しているのだろう。アキト関係か? アキトを救おうとしているのか潰そうとしているのか…。アキトは透を利用しようとしている? ってのがもっとわかりません。うーーん。

夾が好きなのはもちろんですが、やっぱりはとりもいいね。透を見てふと優しい表情を見せるのが良いなぁ。はとりが透をいたわってるシーンを見ると、なぜだか嬉しくなってしまいます。なぜだろう。

10巻

やっぱり好きです、はとり。口数が少なくて無愛想に見えるけど、暖かい人ですよね。紫呉はいちいち怪しいなぁ。私は紫呉がいちばん心配です。この人だけは相変わらず心がちっとも見えなくて。で、ちらちらといやーなことを言ってたり。なんかとんでもないモン抱えてるんじゃないかと気になって仕方ないです。

由希は天然で王子様ですねぇ。「可愛いよ」とかさらっと言っちゃったりして。見ているこっちがくすぐったくなる(笑)。しかし最後のあれは切ない。切ないんだけどやっぱりちょっと恥ずかしいんですよね。モノローグが。「愛しい」って言葉、普通なかなか出てこないですよね、高校生で…。

夾の「元気ねぇだろが。あいつ」は良かったです。透のこと誰よりもちゃんと見てるんですねー。なんだかめっちゃ嬉しかったです。いつもは鈍いあの夾が、と思うとよけいに。

あとは杞紗の言葉。「心の底に何を抱えているのかわからないのに」。この言葉自体もそうだけど、これをあの若さで言えるっていうのがね。それだけ辛い思いしてきたんだろうなぁ。

9巻

今回も泣いてしまいましたよ。はなちゃんの過去のところ。なんかフルバを読んでるとシンクロする部分が多くて辛いです。でもみんな最終的には救われてるので、辛いんだけど後味は悪くないですね。希望を持つってのも悪くないかと思わせてくれます。あとは透と夾がイイ雰囲気だったり、うおちゃんの微笑ましい話だったり、面白かったです! しかしうおちゃんのコンビニの人も草摩関係なんですね。でも草摩ではないの? 誰だろー。気になる。気になるといえばリン。あの意味深な言動は何っ。ていうかリンだけじゃなくて草摩の人はみんな意味深な言動やモノローグが多いですね。紫呉なんか特にね。

8巻

春の突然の「ふられた」発言にはかなり驚きました。しかも、りっちゃんが相手かと思ってしまった。だって「数少ない女性3人のひとり」だとばかり…。まさか男とは思いませんでしたしね。しかし、春ってばナイスすぎます。お化け屋敷での自分設定…どういう思考回路してるんだ!(笑)。とっさによくそんなこと思いつきますね。しかも淡々と言っているあたりがまたイイのです。

「透」と呼べない由希がカワイイ。呼び方をいきなり変えるのって、なかなか恥ずかしいものですよね。相手はたいして気にしていないものですが。でも由希が「透」なんて呼んだら、きっと黙ってませんよね。「プリンス・ユキ」が(笑)。

透の言葉。自分が言われているような、そんな気になります。存在理由、将来に対する不安。いろいろ思い出してしまって泣けてきました。あと綾女の「何かを作り出す力があるということを確かめたかった」。ホントに私もそれと同じで。なにかカタチのあるものを自分で作り出したくて。本を作ることも、自分のサイトを作ることも、そこからきてるのですね。それが自分の自信や存在理由につながるんじゃないかとあがいているわけですけども。まあそう簡単でもなかったりするのが現実…。でも私の場合、満足していないから続けていけるのだとも思うし。多分、ずっと悩んでいくのだと思うけれど、悩まなくなったら終わりだとも思うのです。悩まなくなるのは向上心がなくなったときなんじゃないかと。もちろん悩んでばかりでもダメなんですけど。足元の洗濯物から片付けていかないとね!

リンが気になって仕方ないです。これが春の相手なんですよね。言ってることが謎だし、それになんといってもキレイだし。カゲのあるあたりがまたなんとも。

5〜7巻

うおー! 夾はホントに師匠が好きなんですね。師匠に見せたあの笑顔。あんなに屈託なく笑うのなんて初めて見ました。透には優しく見守るような感じですが、師匠には子供っぽい笑顔を見せるんですね。でもあのあと…夾の「本当の姿」のエピソードはめっちゃ泣けました。透が偽善とかごまかしとか同情とかじゃなく、本当のことを言ったから、夾に伝わったんですね。ちゃんと受け止めてくれる人がいるって、とても幸せなことですよね。夾のまわりには少なくとも2人はいる。それが夾の勇気になればいいですね。

あと7巻のうおちゃんの昔の話がよかった! 今日子さんはホントにカッコイイですね。今日子さんも若い頃にいろいろあったんだろうな。「肩の力を抜いただけ」って言葉がすべてを語っているんじゃないでしょうか。いろんな経験をしてきた人の言葉って説得力がありますね。

1〜4巻

面白いです! そっち系思わせぶりなところも多いんですが、それも嫌いじゃないし(そればっかりだと嫌だけど)。透みたいな前向き人間ってあんまり好きじゃないハズなんだけど、透はいいですね。無理してる感じがなくて自然だからかなー。うおちゃんとはなちゃんとの友情も素敵ですね。

いちばん好きなのは今のところ夾です。由希もいいけどイチバンはやっぱり夾かな。ああいうやんちゃで不器用な人っていいですねー。

読んでて泣いちゃったところもあります。特に4巻の紅葉とお母さんの話は悲しすぎて…。あんなことがあったのに、あんなこと言われたのに、それでもお母さんと妹を嬉しそうに見守っているなんて。

いろいろ伏線があるみたいで、続きが気になって仕方ないです。あきと(漢字を探すのがめんどくさかった…)と由希の間に何があったのかとか、あきとが何をたくらんでいるのかとか、透の子供の頃の帽子の少年は誰なのかとか。