ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

ハリーは夏休みでダーズリー家に戻っていた。相変わらずの虐げられる日々。どうして僕だけがこんな目にあわなければならない。シリウスもロンもハーマイオニーの手紙も、聞きたいことは何も教えてくれない。ハリーはいらいらが募っていった。

キャラクター紹介

ハリー・ポッター
ハリー・ポッター [Harry Potter]
緑の目に黒い髪、額に稲妻形の傷を持った15歳の少年。ホグワーツ魔法学校5年生。幼い頃に両親と死に別れ、親戚のダーズリー一家のところで虐げられながら育てられる。魔法学校の寮に入れてほっとしているが、長期休みにはやはり帰らなければならないわけで、それがなにより憂鬱らしい。クィディッチでは優秀なシーカー。チョウ・チャンに密かに想いを寄せているようだ。
ロン・ウィーズリー
ロン・ウィーズリー [Ron Weasley]
赤毛でのっぽ。7人兄弟の6番目。ハリーの大親友。カッとなりやすい。上がり症。
ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー [Hermione Granger]
前歯の大きい、ふさふさした髪の女の子。ハリーの同級生で親友。マグル(魔法を使えない人間)の子だが、魔法学校では優等生。ガリ勉ってだけじゃなく、聡明という言葉が似合う、そんな感じ。女の子の心理についても詳しいようだ。
ネビル・ロングボトム
ネビル・ロングボトム [Neville Longbottom]
ドジで間抜けでぶきっちょ。おばあさんに育てられた。
ジニー・ウィーズリー
ジニー・ウィーズリー[Ginny Weasley]
ロンの妹。やはり赤毛。魔法学校の4年生。もちろんグリフィンドール。この巻では「さすがウィーズリー」という面もいろいろ披露してくれます。

ルーナ・ラブグッド [Luna Lovegood]
レイブンクローの4年生。父親は「ザ・クィブラー」の編集長。不思議な雰囲気の子。まばたきが少なく、目は飛び出している。
チョウ・チャン
チョウ・チャン [Cho Chang]
レイブンクローのシーカーで紅一点。とても可愛い。今は亡きセドリック・ディゴリーの元彼女。ハリーが想いを寄せている。ハリーよりひとつ上の6年生。
シリウス・ブラック
シリウス・ブラック [Sirius Black]
ハリーの名付け親で今は親代わり。名門ブラック家の最後のひとりである。妙に子供っぽい面がある。

ドローレス・アンブリッジ [Dolores Umbridge]
闇の魔術に対する防衛術の新任教授。魔法省から派遣されてきた。ピンクのふわふわで少女趣味の格好をしている。ガマガエルに似ているらしい。

アルバス・ダンブルドア [Albus Dumbledore]
ホグワーツ魔法学校校長。銀色の長い髪に半月メガネ。偉大な人物。なんだかんだあってもやはりみんなに慕われ尊敬されているわけですね。

ルビウス・ハグリッド [Rubeus Hagrid]
森の番人。髭もじゃの大男。かなり間抜けな部分もあるが、憎めないのですよね。ドラゴンとかの大きくて凶暴な生物が好きらしい。ハリーたちとは親友。今回もやっかいごとを…。
ミネルバ・マクゴナガル
ミネルバ・マクゴナガル [Minerva McGonagall]
ホグワーツ魔法学校副校長。グリフィンドールの寮監でもある。変身術の先生。猫に変身できる。厳しいが愛情を感じます。かなりのクィディッチ好き。

セブルス・スネイプ [Severus Snape]
魔法薬の先生。鉤鼻で顔は土気色とか。スリザリンの寮監。どうみてもあからさまにハリーを目の敵にしている。そのためかグリフィンドール全体をも目の敵にしている節があります。ねちねちと虐めるのが好きなようです。

マッドアイ・ムーディ [Mad-Eye Moody]
片方は後ろを見通せるブルーの目で、鼻はそげ、皮膚は傷だらけ。足も片方は木製の義足。かなり怖いです。昔は腕利きの闇祓いだった。本名はアラスター・ムーディ。

シビル・トレローニー [Sybill Trelawney]
占い学の先生。大きな眼鏡をかけてひょろりとやせている。妙な雰囲気のある先生。やたらとハリーを不幸にしたがる。

ニンファドーラ・トンクス [Nymphadora Tonks]
「七変化」の若い魔女。ニンファドーラ(かわいい水の精に由来)という名前が気に食わないらしく、みんなにトンクスと呼ばせる。かなりのおっちょこちょい。

ドラコ・マルフォイ [Draco Malfoy]
魔法界の名家出身。スリザリン生。純血主義でマグルの子であるハーマイオニーを穢れた血と呼ぶ。いつも図体のでかいクラッブとゴイルを従えている。

リータ・スキーター [Rita Skeeter]
ゴシップや中傷記事を書くのが好きな記者。ハーマイオニーには弱味を握られているため逆らえない。



アンケート

終了しました。



感想

(2004/09/04)
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団。読み終わりました。さすがに読みごたえがありました。しかし、あのすさまじい入り乱れての戦い。本当に映画化できるのかと思ってしまいました。

ハリーはいつにもまして怒ってばかり。イライラしていましたね。気持ちはわかりますけど。反抗期でもあるだろうし。でもそれだけではなくて、ヴォルデモートの感情がハリーに悪影響を及ぼしていたんでしょうね。それにしても、親友だけはもう少し信用してもいいのではないかと思いました。少し考えれば、ロンもハーマイオニーも、ハリーのことを大切に思っていることがわかると思うのですけどね。感情的になって我を失ってばかりでしたね。

チョウ・チャン。なんだか想像と違って、ずいぶん女っぽかったです。悪い意味で…かな。ハリーの気持ちを試すようなことをしたり、まわりくどいことをしたり、あと泣いてばかりで女々しかったし。ちょっとショックでした。ハーマイオニーがいちいち解説してくれるのがおかしかったです。本当に本でも書けばいいのにと思ってしまいました。ハリーの初恋はもう終わったということかな。

今回のヒットはジニーです! もう大好きだ! ハリーと普通に話しているので、ハリーに憧れる気持ちがだいぶ薄らいだのかなと思っていましたが、まさかボーイフレンドが出来ていたとは。しかも最後には棄ててあっさり乗り換え(笑)。すごいぞ、ジニー。クィディッチの才能も見せてくれるし、さすがウィーズリーというやんちゃな一面も見られるようになりました。それでいて、むちゃくちゃというわけではなく、冷静で的確な行動。ハリーよりもよっぽど大人っぽいです。かっこいいし、かわいいし、良いですね!

ハーマイオニーは今回も頭の良さを見せつけてくれました。いちばん大人ですね。あと女の子の気持ちの解説。あんなふうに解説しているけれど、絶対にハーマイオニーは当てはまらないでしょう。本からの知識だったりするのかな。ビクトール・クラムに手紙を書いたのはどうなったんだろう。ロンが嫉妬していた様子なのが微笑ましかったです。

ネビル。成長いちじるしいですね。やればできる子だと思っていました。

シリウス。案外子供っぽくて、そこがかわいいと思ってしまいました。あからさまに拗ねたりはしゃいだり。いい大人なのにね。ハリーにジェームズを求めているあたりも、なんかかわいいなと。ハリーにとっては複雑かもしれませんが。本当にジェームズのことが好きだったんだなと。

いい大人なのに、といえばスネイプ。閉心術をやめるなよー。古傷がえぐられた怒りとショックはわかりますけども。

親世代の学生時代が見られてめちゃくちゃ嬉しかったです。ハリーはショックのようでしたが、私はあのくらいやっていると思っていましたよ。想像よりはちょっと上をいっていましたが。スネイプがあれほど憎んでいるのだから、それ相応のからかい方はしていたんだろうなと。ハリーよりももっと無邪気で子供っぽい感じでしたね。シリウスとの関係もなんかいい感じ。ジェームズもシリウスのことが大好きで、気を引きたくて、というふうに見えました。リリーが大嫌いといったのには驚きましたが、ジェームズがあそこまでやっているんだったら、そうなりますよね。真っ向からそれを咎めることができるのはリリーだけ、みたいに見えました。かっこいいなぁ。穢れた血なんていわれても気にしない。かっこいいなぁ。リリーのおかげでジェームズが変わっていった(というか、ましになった)のかなと思っています。

ダンブルドアの行動にはいちいち引っかかるものがありました。かなり疑っていた部分もありました。すみません。でもね、自分でも言っていたけれど、もっと前から話しておくべきだったのですよ。本当にハリーのことを思っているのなら、そのときの重荷や苦しみよりも、その後に起こるだろうことを考える必要があるのでは。というか、考えてはいたけれど、忘れようとしていたということか。それはハリーに対する愛ではなくて、苦しむハリーを見たくないというエゴなのではないでしょうか。まあ、このような立派な人物であっても完璧ではないということですね。責めることはできませんけど。

監督生にハリーではなくロンを選んだ理由は、初めからわかっていました。私でもそうします、きっと。ハリーはそれどころではないですもんね。このうえ監督生なんて。でもハリーの親友ではなくて、他の人にした方がよかったような気もしますが。

ロン。今回はあまりユーモラスなところが見られなかったような。双子がすごすぎたからでしょうかね。監督生になったけれど、それらしいところがあまり見られなかったのも残念。

そういえば、クィディッチのグリフィンドールチームは、一時期ウィーズリー家の子が4人も入っていたのですね。すごすぎですよ…。

いろいろ気になる部分を残してますね。ヴォルデモートとの決着はもちろん、その他もろもろも。次あたり、フラー・デラクールやビクトール・クラムが再登場するのかな。OWL試験結果がどうだったのかも気になります。

(2004/09/05)
実はスネイプはリリーのことが好きだった…なんてことだったら面白いのに。スネイプって昔からひねくれてそうだし、そんな素振りは見せなかったと思いますけど。とか、勝手な想像ですみません。親世代に関しては、妄想がつきないのですよ。これからもあまり書かれないだろうと思うと、ついいろいろと考えてしまいます。

(2004/09/08)
思い返せば返すほど、チョウ・チャンのことがショックで(笑)。うーんうーん、こんな子だったとは。いや、彼女が悪いというわけではないけれど、自分の好みとは違いました。4巻まででは好きだったのですよね。ほとんど出番がなかったですけど直感で。こういう直感は今まで外れたことはなかったのです(たぶん)。うーん、直感だと思い込んでいましたが、ハリーフィルタに騙されたのかなぁ…。

初恋はほろ苦い想い出を残しつつ終わるというのが、成長物語としての正しい姿ですよね。わかっていつつも、それを考えないようにしていた部分はあります。私自身がチョウ・チャンを気に入っていたので、ハリーの恋を応援してしまったのでしょうねぇ。まあ、話を分析しつつ先を読むより、入り込んでバカになって読んだ方が楽しいからいいや。

ハリーはこのあとしばらく恋はしないのではないでしょうかね。個人的希望としては、ハーマイオニーとはずっと親友という関係でいてほしいです。オススメはジニーですが、ハリーが尻に敷かれそうです。いや、そういう関係もいいかも。ジニーくらいしっかりしている方がいいですよ。ていうか、あっさり棄てられたり?(苦笑)。

(2004/09/10)
5巻はいろいろと萌えな感じで楽しめました(笑)。シリウスの子供っぽいところとか、親世代の学生時代とか、ジニーとか(笑)、思い返すだけでニンマリしてしまう。ハリー・ポッターシリーズは、今までそういうのはあんまりなかったのですけども。親世代好きとしては、今回のはおいしすぎるのですよ。過去の話もいいけれど、現在の方もルーピン、スネイプ、シリウスがばっちり登場してくれますし。

6巻は「Harry Potter and the Half Blood Prince」。the Half Blood Prince …混血の王子(?)は誰か。ヴォルデモートではないということは明言されていました。今のところ混血とわかっているのはハグリッド(人間と巨人)ですが、さすがにそれは違うだろうしねぇ。ワタシ的にはドラコだと面白いなぁと思ったり。実は純血ではなかった! ルシウスと血がつながっていなかった! とか(笑)。だからスリザリンの継承者でなかったのではとか…。でも王子が何なのかはわかりません。今まで王とか王子とか、出てきていないですよね。うーん。まあ、新キャラかもしれないですしね。

(2004/09/13)
チョウ・チャンっていつからセドリックとつきあっていたのでしょう? 4巻を読んだときは、ふたりは付き合っているわけではないと勝手に思っていました。セドリックとはダンスパーティに行っただけで、彼女が本当に好きなのはハリーなのではないかと。ハリーが先に誘えばオッケーしてくれそうな雰囲気でしたし…。気のせいか?

実際はセドリックと本当につきあっていたわけなんですよねぇ。マダム・パディフットのお店に行ったんですよねぇ。このときのセドリックの反応がものすごく見たかったです(笑)。つきあっていたといっても、どのくらいのつきあいかわからないのですけど。

ハリーとチョウもつきあったことになるのか微妙な気がしますが、あれでもつきあったことになるのかな。始まりも終わりもはっきりしませんが…。私としては始まってもなかったのではないかと…。

ハリーはこれから精神的に成長するのではないでしょうかね。いちばん身近で大切な人の死を乗り越えることで。最後には素敵な18歳(17歳?)になってくれるのではないかと期待しています。このまま情緒不安定ぎみで終わったら悲しすぎますもの。基本的にハリーの成長物語のはずですので、そのへんは大丈夫だと思っています。