ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

ハリーは夏休みでダーズリー家に戻っていた。やはり相変わらずいじめられる毎日。そんな時、アズカバンという監獄から、凶悪犯シリウス・ブラックが脱獄したというニュースを聞いた。そしてそのシリウス・ブラックがハリーの命を狙っているというが……。

キャラクター紹介


ハリー・ポッター [Harry Potter]
緑の目に黒い髪、額に稲妻形の傷を持った13歳の少年。ホグワーツ魔法学校3年生。幼い頃に両親と死に別れ、親戚のダーズリー一家のところで虐げられながら育てられる。魔法学校の寮に入れてほっとしているが、長期休みにはやはり帰らなければならないわけで、それがなにより憂鬱らしい。クィディッチでは優秀なシーカー。

ロン・ウィーズリー [Ron Weasley]
赤毛でのっぽ。7人兄弟の6番目。どんなことがあってもハリーを信用している大親友。普段は冗談を言ったりするのが好きだけど、いざとなるとハリーに負けず劣らず勇敢。

ハーマイオニー・グレンジャー [Hermione Granger]
前歯の大きい、ふさふさした髪の女の子。ハリーの同級生で親友。マグル(魔法を使えない人間)の子だが、魔法学校では優等生。勉強が大好きだが、今回ばかりはちょっと無理をしすぎたらしい。
シリウス・ブラック
シリウス・ブラック [Sirius Black]
アズカバンの要塞監獄を脱走し、ハリーの命を狙っているということですが、実は…。

リーマス・ルーピン [Remus Lupin]
「闇の魔術に対する防衛術」の新しい先生。まだ若いのに白髪混じりでおじいちゃんっぽい。みすぼらしい身なりだが、教え方はピカイチ。しかも優しい。こんな先生が学校にいればと願ってしまう人も多いことでしょう。
セドリック・ディゴリー
セドリック・ディゴリー [Cedric Diggory]
ハッフルパフ寮のクィディッチチームのキャプテンでシーカー。しかも背が高くハンサムで誠実。ハップルパフの期待の星(笑)。

チョウ・チャン [Cho Chang]
レイブンクローのシーカーで紅一点。とても可愛い。きっとイイ子なのだろう。ハリーがチョット気にしています(笑)。ハリーより1つ上の4年生。

アルバス・ダンブルドア [Albus Dumbledore]
ホグワーツ魔法学校校長。銀色の長い髪に半月メガネ。偉大な人物。なんだかんだあってもやはりみんなに慕われ尊敬されているわけですね。

ルビウス・ハグリッド [Rubeus Hagrid]
森の番人。髭もじゃの大男。かなり間抜けな部分もあるが、憎めないのですよね。ドラゴンとかの大きくて凶暴な生物が好きらしい。ハリーたちとは仲良し。ほとんどタメ感覚です(笑)。
ミネルバ・マクゴナガル
ミネルバ・マクゴナガル [Minerva McGonagall]
ホグワーツ魔法学校副校長。グリフィンドールの寮監でもある。変身術の先生。猫に変身できる。厳しいが愛情を感じます。かなりのクィディッチ好き。

セブルス・スネイプ [Severus Snape]
魔法薬の先生。鉤鼻で顔は土気色とか。スリザリンの寮監。どうみてもあからさまにハリーを目の敵にしている。そのためかグリフィンドール全体をも目の敵にしている節があります。ねちねちと虐めるのが好きなようです(笑)。「闇の魔術に対する防衛術」の先生の座を狙っているという噂。

ドラコ・マルフォイ [Draco Malfoy]
魔法界の名家出身。ハリーが注目を集めているのが気にくわないらしい。ハリーを陥れようといろいろ画策するが、どこか抜けているあたり憎めないというか…。金にものをいわせてクィディッチのシーカーになってみたり。スリザリン生。いつも図体のでかいクラッブとゴイルを従えている。

マダム・ポンフリー [Madam Pomfrey]
優秀な校医。厳しいが、それは生徒のことを思ってのこと。魔法学校だけあって、とんでもない状態で運ばれてくることが多いのですよね。ハリーが入学してから特にそういうことが多くなったのかも。今年もやっぱり大忙し。愛称ポピー。

シビル・トレローニー [Sybill Trelawney]
占い学の先生。大きな眼鏡をかけてひょろりとやせている。妙な雰囲気のある先生。うさんくさい(笑)。やたらとハリーを不幸にしたがる。ハーマイオニーが嫌っている。

ぺネロピー・クリアウォーター [Penelope Clearwater]
長い巻き毛でパーシーのガールフレンド。レイブンクロー生。

アンジェリーナ・ジョンソン [Angelina Johnson]
グリフィンドールのチェイサー。カッコイイ女の人というイメージがあります。

カドガン卿 [Sir Cadgan]
太った婦人に代わり、グリフィンドールの入口を守る。騎士道精神にあふれている。でも間抜け。キャラが濃いです(笑)。

スキャバーズ [Scabbers]
ロンのペットのねずみ。パーシーのお下がりで12年も飼っている。前足の指が一本ない。

クルックシャンクス [Crookshanks]
ぶさいくなオレンジ色の猫。「魔法動物ペットショップ」で売れ残っていたが、ハーマイオニーが気に入って買いペットにする。頭はかなりいい。



アンケート

終了しました。



感想

3巻になってもやっぱりプリベット通り四番地から始まるのですね。もう恒例となっています(笑)。しかしロンが電話の使い方を知らないとは驚きました。そうか、魔法使いだと別の手段がいくらでもあるというわけなのね。マグルと交流がないと使う必要もないわけか。ちょっと目からウロコな話でした。

1、2巻以上に、ドキドキハラハラさせられっぱなしでした。ディメンターは描写からして寒気がするほど不気味で恐かったです。ホントにこの描写は何度見てもスゴイ。読むたびにゾクゾクきます。ただの「悪」だったらそんなに恐くはないと思うんですが、存在そのものがなにか得体が知れなくて、その不安感がさらに恐怖心を増してきます。そうそう、ディメンターって恐怖心の象徴みたいな感じね。で、パトローナスは希望ですね。おそらく自分の内面での闘い、過去の恐怖に打ち勝つことができるかということ。あと心の中に生きている大切な人を見つける試練でもあったのかな。クィデッチで闘いながら、ディメンターとも闘っているところなんか、もう…。最後の最後に優勝したところはホントに良かったです。余韻がなんともいえません。

シリウス・ブラックがいい人なのか悪い人なのか何度もわからなくなりました。ルーピン先生も途中で「あれ?」と思ったっけ。そういえばルーピンでもっとおじいちゃんなのかと思ってたんですが、意外にも若かったようで。いや、思ったより、ね。ハリーのお父さんと同級生と知って驚きました。実はダンブルドア校長より歳くってるのではないかとか、なんとなくそんなふうに思ってたので。でも、よく読み返してみると、登場シーンで「まだかなり若いのに」と書いてありましたね。あまりにおじいちゃん的印象が強かったので、すっかり忘れてしまってました(苦笑)。

あとはロンとハーマイオニーですかね。お互い頑固ですねー。ふたりの友情がこれで終わったらどうしようともう心配で心配で。ペットのことになるとバカになるってのはあるのかも。でもそれ以上にハーマイオニーは大変だったんですよね。授業を同時にいくつも掛け持ちしてたりとか。あとハリーたちのことが心配で仕方なかったり。それなのにそれが伝わらないのでイライラしてたのかな。あとハグリッドのこともあったりして。クルックシャンクスがスキャバーズを食べてしまったんじゃないかということも、実は気に病んでいたんだと思うし。いっぱいいっぱいだったんだろうね。ワカルよ〜(笑)。しかしクルックシャンクスのことでハーマイオニーの美的センスはどこかおかしいんじゃないかと思ってたんですが…実は見る目があったのかも。

ハリーがブラックを殺そうとするところがすごく印象に残っています。ハリーの強い感情−憎しみ・悲しみ・悔しさ・怒り−などが痛いくらい感じられて。ロンの命がけの友情にもジンときました。あとで思えば、ブラックも辛かったろうなと思いますが…もっとわかりやすい言動をとってくれればよかったのにねぇ。あれでは誤解されても無理はないです(苦笑)。

ラストのブラックからの手紙がすごく好きなんですよね。気のきいたプレゼントも。きっとハリーにとってはあの許可証がなにより嬉しいはずだし。